札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。

当ブログのご訪問ありがとうございます。
25年以上の花生活を振り返って、今までの歩みを綴ってみることにしました。

こちらは、その②です。
その①は、http://floret-r.com/2017/09/11/ayumi-1/をご覧下さい。

初めての生け花教室(菊地理恵の時代)

初めて行ったお教室には生花の青い香りとピーンと張り詰めた空気が流れていました。
他の生徒さんの花鋏の音が響くばかりで誰もおしゃべりなどしていません。

緊張しながら、先生にご挨拶をした後、促された席に着くと教本と花器と花材が置いてありました。
ハサミと明るい緑色の花ガッパ(お花を包んで持ち帰るビニール製のもの)は新しいものを用意して行きました。
おニュー(死語w)のお道具なのに何だかテンションが上がらなかったことを覚えています。

生徒さんに呼ばれて席を離れた先生が戻って来ると教本を指差して
「このページを見ながら、これと同じに生けなさい。出来たら呼びなさい。」と仰って、また他の生徒さんの所へ行かれました。

いきなりの展開に面食らいながらも、言われた通りにしなくてはなりません。
教本には説明と図解が載っているので見様見真似で生けることは出来るのですが、
頭の中は終始「これでいいの? 分かんなーい!」がグルグルしていました。

良いか悪いかなど分かるはずもありませんでしたが、教本の写真に自分なりに似せた作品(と言えるのか?笑)が出来たので
「先生、出来ました。よろしくお願いします。」と他の生徒さんがする様にお声かけをしました。

返事はありませんが、チラリとこちらを見たので気づいてもらえたことは分かりました。
そして、無骨な作品の前で緊張のまま、おとなしく先生を待ちました。

つづく。

花との歩み③ 衝撃のお手ほどき