札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。

当ブログのご訪問ありがとうございます。
25年以上の花生活を振り返って、今までの歩みを綴っています。

こちらはその④です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧ください。

嫁入り修行から、嫁入り準備へ(菊地理恵の時代)

衝撃の初お稽古から先も大体こんな感じが続きました。

当時ご教授頂いていたのは、とある流派の支部長をしていらっしゃる偉い先生だったので、
花展だ、出張だ、研修だとお休みや振り替えになることも多く、
その度に気持ち的にホッとすることもしばしばでした。

好きなお花が出てくることもほぼ無く、ステキとか楽しいとか、そんな気持ちにはなれずに
母に言われて、しぶしぶ嫁入り修行だから…と通い続けていました。

その甲斐があってか?いよいよ嫁に行くことが決まり、晴れてお稽古を止める理由が出来ました。
嫁入り修行から、嫁入り準備に移行したのです。

大義名分が立って、胸を張って止めることが出来ました。
会社を寿退社する前に、お稽古を寿退会出来て心底楽になりました。

その後、結婚式や披露宴の準備が始まると色々決めなければならないことばかりです。
遠距離恋愛からの結婚だったため、札幌の披露宴会場等の細々したことは殆ど私が動いて決めることになりました。
やがて来る佳き日のためですから、何も苦に思うこともなく、マリッジブルーもなく、ケンカもなく、
むしろワクワクしながら取り組んでいた様に思います。

その中で披露宴会場の新郎新婦の前(高砂)や、お客様のテーブルのお花、
ブライダルブーケにはこだわりたい思いがあり、
会場を担当しているお花屋さんへ出向き希望を伝えました。

これも、今では当たり前のことなのですが、
当時は式場任せが殆どで「ここまでこだわる方は珍しいですよ!」と言われたほどです。

そんなやり取りをする中で、やっぱりお花が好きだということを実感しました。

「あの時、本当は生け花じゃなくアレンジメントを習いたかったのよね…」
そんな思いが頭をよぎりました。

つづく。

花との歩み⑤ ブライダルの花が教えてくれたこと