札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。

当ブログのご訪問ありがとうございます。
25年以上の花生活を振り返って、今までの歩みを綴っています。
何故、花の仕事をすることになったのか? きっかけや経緯のご紹介です。

こちらはその⑤です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧ください。

ブライダルの花が教えてくれたこと(菊地理恵から森理恵へ)

結婚式当日、ドレスに合わせたブライダルブーケを見た瞬間の胸のときめきを
25年経った今でも、昨日のことの様に覚えています。

1991年、バブル崩壊期間(1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期)の頃のことです。
ウェディングドレスには憧れだった白いカサブランカのキャスケードブーケ。
大ぶりの純白のユリの花は、バブルの名残を感じさせます。

その2年後、キング・カズと結婚した設楽りさ子さんもカサブランカのブーケをお持ちでした。
カサブランカの人気が続いていたのか? 私が先取りだったのかは定かではありません。


ローズピンクのカラードレスに合わせたラウンドブーケは肌色のバラとピンクのネリネ、かすみ草も散りばめられていました。

今でも1番好きなバラは?と聞かれたのなら『アリアンナ』と答えるくらいに好きなのが、この時出逢った優しい香りのする肌色のバラです。

当時は、花束と言えば真紅のバラにかすみ草が定番の時代。
イレギュラーでもピンクのバラ、個性的な女性は黄色いバラがお好き…
でも、花言葉が「嫉妬」だから、贈り物には不向き…と言われていました。

そんな時代にピンクのネリネと合わせた肌色のバラはたまらなくステキで、私のハートを鷲掴みにしつつ、
「やっぱり、私はアレンジメントが好きなのよ! これが私のやりたいことなの!!」と再確認させてくれたのです。

ブーケと同じ花を髪に散りばめたスタイルは本当にお気に入りでしたし、
二次会には新郎のブートニアをコサージュとして私の胸に付けてくれたお衣装担当の美容師さんのセンスにも大感激。
余りにも気に入ったので、その夜ホテルに戻ってからグラスの水に入れて、翌日も嫁ぎ先に持って行ったくらいです。

自分の結婚式を経て、フラワーアレンジメントを学びたい思いは、更に明確になっていきました。

つづく。

花との歩み⑥ 田舎町に生花店はあれど…