札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。

当ブログのご訪問ありがとうございます。
25年以上の花生活を振り返って、今までの歩みを綴っています。
何故、花の仕事をすることになったのか? きっかけや経緯のご紹介です。

こちらはその⑥です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧ください。

田舎町に生花店はあれど…

嫁ぎ先の町(中標津町)に少し慣れた頃、薄っぺらい電話帳でアレンジメントの教室を探してみました。
時代が今とは違い、インターネットもありません。
嫁いだ先は田舎町で、誰かに聞こうにも知り合いも殆どいなかったのです。

見つけられたのは4軒の生花店。
小さな町にしては、お花屋さんがいっぱいある印象でした。

そこで、お花屋さんならアレンジメントを教えてくれるかもしれないし、
教室を知っているかもしれないと思い、町内でも老舗のお店に行って聞いてみました。

答えは、「うちでは教えていないし、この町内に教室はないよ」という残念なものでした。
「何とか、こちらで教えてもらえませんか?」と頼んでみましたが、丁重にお断りされました。
他の小さなお花屋さん二軒にも同じ様に聞いてみましたが、同じ答えしか返ってきませんでした。

しょんぼりしながら、何となくスーパーの書店に立ち寄りました。
すると、目に飛び込んできたのは『花時間』という雑誌でした。

白とピンクのラナンキュラス(湘南の虹)の花束を持った外人のモデルさんが表紙の創刊号はステキすぎて
迷わず手に取り中を覗いてみると、自分が求めているお花の世界が広がっています。
暮らしの中で楽しむ色とりどりの洋花のアレンジメントに目を瞠りました。

やっと見つけた!と胸を躍らせて本を買って帰り、自宅で何度も何度もページをめくっては
「習いたい! 習えなくても学びたい!」という思いが溢れてきました。

そして、お花屋さんで似た感じのお花を買ってきて、見様見真似で生けてみるという独学を始めたのです。

つづく。

 

花との歩み⑦ 独学の人と習った人の違い