札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。
当ブログのご訪問ありがとうございます。

近頃になって「どうしてこの仕事を始めたのですか?」と聞かれることが続き
30年近くの花生活を振り返り、今までの歩みを綴っています。

花の仕事をすることになった きっかけや経緯のご紹介です。
どうぞ、ご一読下さい。

こちらはその⑰です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧下さい。

驚きの展開!!

大先生に呼ばれて部屋に入ると
「今日は2回目ね! お花は楽しい?」と笑顔で聞かれました。

「はい。とても楽しくて、やっぱりアレンジメントを習って良かったと実感しています!」

「そう! それは何より、良かったわ!!」

「はい。ありがとうございます!!」

そして、少し声のトーンを落として先生が仰られたのは
「森さんに北一硝子での生け込みのアシスタントになって欲しいと思っているの!
 と言うか、◯◯子(若先生)と話して、そう決めたの!
 勿論、森さんが良ければの話だけれど。」

え?

ええええーーーーっ???!!!(←心の声、いや叫び?)

「あ、いえ、ありがたいお話しですが、私は始めたばかりで何も出来ません!(汗)
 使い物になるかどうかもわかりませんし(滝汗)」

お店でお花の生け込みの仕事をするなんて、考えもしませんでした。

だって、習い始めて今日が2回目です!
しかも、まだ、2回目の作品を見てももらっていません…。

北一硝子に見学に行った時に、ステキなお仕事だなぁ…とは思ったものの
自分のこととして考えるなんて、思ってもみないことです。

大先生は慌てふためいている私の顔を見ながら、
クスリと笑った後に真顔で言いました。
「使い物になるかどうかは、ちょっと見れば分かるわ!
 森さんが、やってみたいと思うのなら、損はさせないから、やってごらんなさい。」

大先生の押しの一手は力強く、ドキドキするばかりで言葉に詰まっている私に
「先ずは、ご主人に相談してみてね。
 今のお仕事との兼ね合いもあるだろうし、
 でも、こちらのスタート時期は森さんの都合に合わせられるから、
 心配することはないわ。大丈夫よ!」

毎週月火木金の生け込みの仕事をするためには、パートの仕事は続けられません。
既に先生の中では、筋書きが出来上がっていたようです。

「…はい。ありがとうございます。
 憧れのお仕事ですが、自分に出来るなんて思ってもみなかったので驚いてしまって…。
 でも、お声掛けいただけて本当に嬉しいです!
 主人とも相談して、考えてからお返事させて頂いてもよろしいですか?」

「勿論よ。良いお返事を待っていますね!」

そこに、若先生が入ってこられました。
想定外の出来事に驚きと戸惑いを隠せない私に
「お話を聞いたのね? そういうことなのˆˆ 
 無理強いはしないけれど、私達は大歓迎なのよ! 前向きに考えてみてね。」

「はい。ありがとうございます。今聞きました。
嬉しいお誘いに感謝します。少し考えてからお返事させて頂きます。」

その後、人生2度目のアレンジメントレッスンの作品を見てもらいました。

つづく。

 

花との歩み⑱ 先生の手は魔法の手