最近、「どうしてお花を始めたんですか?」
「どうやってお花を教えることになったのですか?」と聞かれることが多くなりました。

花人生25年(お花を習ってから)を振り返りつつ、ちょっとした回顧録? 自伝的?に綴ってみようと思いました。
良かったらご一読下さいませ^^

バブリーOLの嫁入り修行(菊地理恵の時代)

初めてお花を学んだのはバブリーOLの頃。
母から「嫁入り修行の1つとして生け花くらいは習っておいたら?」と言われたのがきっかけでした。

素直な私(腰掛けOL=寿退社万歳!)は「それはそうだ!」と思い、お教室を探すことに。
インターネットのない時代、当時勤めていた会社から近いというだけの理由で選んだカルチャースクールに案内のパンフレットをもらいに行きました。

色々な習い事がある中で、生け花教室にもいくつかの知らない流派があることも分かりました。
しかし、私が心を惹かれたのは、それらと並んでいた『フラワーアレンジメント教室』でした。

今でこそ、誰もが当たり前に知っているフラワーアレンジメントですが、当時の札幌では出始めたばかり。
雑誌で見かけたことがあり、ステキだな…と思ってはいたものの、札幌で学べることも知りませんでしたし、自分に出来るとは思ってもいませんでした。

家でパンフレットを見ながら、母に「私、生け花よりこっちがやりたいなぁ♫」と言うと
「そんなのお花を沢山使うから、お金がかかるでしょ? やっぱり生け花を身につけて玄関にササっとお花を飾れるくらいにならなくちゃね!」と一蹴されました。

素直な私は「そうなのね? そーよね! じゃあ、生け花にするわ。
(でも、本当はアレンジメントの方が好きだな…)」と母の意見を採用。

しかも、考えることなく母と叔母が学んだ流派が良いのだろうと安易に決めて通い始めました。

つづく。

花との歩み② 初めての生け花教室