札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。
当ブログのご訪問ありがとうございます。

9月11日から思い立って、30年近くの花生活を振り返り、今までの歩みを綴り始めました。
何故、花の仕事をすることになったのか? きっかけや経緯のご紹介です。

「読みましたよ^^ 続きを楽しみにしています♪」
「同じ時代を生きていたと懐かしく思います。」…etc.
そんなお声を頂き、とても嬉しく思っています。心から感謝申し上げます。

これからも続けていきますので、よろしくお願い致します。

こちらはその⑨です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧ください。

一発必中!!

お稽古事の資金調達のために仕事も始めました。
やっとアレンジメントのお教室探しの解禁です。

やはり、最初は電話帳(中標津町の5倍くらいの厚さ)を見ましたが、生け花教室はあってもアレンジメントのお教室はありません。

例によって、お花屋さんに聞いてみることにしました。
今でも割とそうなのですが、小樽のお花屋さんは、いわゆる市場のお花屋さんと言うか、お仏花+αな感じの昔風のお花屋さんがほとんどだったのです。

いくつかのお花屋さんに足を運んでみて、その中でもお花の生きやラインナップを見て1軒だけ目星をつけました。
とにかく扱っているお花の質が他のお店とは比べ物にならないほど高かったのです。
あとは、直感です!!! 自分の直感を信じることにしました。

ここならきっと何か有益な情報を得ることが出来るかもしれない!
意を決して、お花屋さんのご主人に「小樽市内でアレンジメントを教えているお教室をご存知ですか?」と尋ねました。

すると、
「小樽駅の近くに教えている先生がいるよ。
北一硝子でお花を生けている先生だから、見学に行って見て、いいなと思ったら習ってみたら?」と教えてくれました。

しかも、先生がいらっしゃる曜日と時間まで克明に教えてくれました。

それもそのはず、そのお花屋さんは先生からの指示に従って北一硝子のお花を仕入れて届けていたのですから。
更に、「あなたから問い合わせがあったということを先生にも伝えておいてあげるね!」とも言ってくれました。

一発必中!! ドンぴしゃり!! 大ビンゴ!!

インターネットの口コミもSNSも無い時代のことですが、私の見立ては大当たりだったということになります。
生け花を学んだことも、独学をしてきたことも、お花を見る目を養う大切な学びだったのです。


↑ラナンキュラス(湘南の虹)です。

お客さんとしてお店に入ったので、当然、お花を買って帰ったのですが、驚いたことに、そこで出逢えたお花は、初めて手にした花バイブル「花時間」創刊号の表紙を飾っていた白とピンクが美しいラナンキュラス(湘南の虹)でした。
私をお花の世界に導いてくれたお花が用意されていたなんて…本当に神様は粋な計らいをしてくれます。

つづく。

 

花との歩み⑩ 北一硝子で師と出会う