札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。
当ブログのご訪問ありがとうございます。

30年近くの花生活を振り返り、今までの歩みを綴っています。
何故、花の仕事をすることになったのか? きっかけや経緯のご紹介です。

こうして書き出してみると、遠いあの日が昨日のことのように
花の香りや質感、ハサミの音まで鮮明に思い出されます。

アトリエ FLORET Rの出来るまで…どうぞ、ご一読下さい。

こちらはその⑬です。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧下さい。

トラウマからの解放と大きな学び

若先生は、私の生けたアレンジメントをじっと見た後、
私の顔を見て口を開きました。
「いいわね。」

無言のまま一本残らず抜かれるというトラウマから解放された瞬間です。

「こことここが、くっついてるわね?」
と言って、片方を抜いてほんの少し茎を切り戻して挿し直してくれました。

たった1本、少し位置を変えただけで、
劇的にスッキリして、それぞれが気持ち良さそうになりました。

「ここの高さを少し変えてみましょう!」
と言って、隣り合わせた花に3,4ミリの高低差をつけました。

ええー????
急にお花が生き生きとふんわりとして見えます!!!

中標津に住んでいたあの頃、
私の花バイブル『花時間』を横に起き、見よう見まねで生けてみても
何故か、どうしてもステキにならなかった理由が一瞬にして解明されました。

独学では、写真(2D)を見て立体(3D)にすることが理解できていなかったのです。

これは、生け花を習っていた時にも、気づけていなかったと言うことになります。

なのに、若先生の一言、二言
ちょっと手を入れて下さったことで、理解できたのです。


少しの違いが大きな違いを生む


目の前がぱーーーーっと明るくなる感覚でした。
ほんの一瞬の出来事でしたが、とても深い学びを頂きました。

そして何より、
トラウマを乗り越えて、希望を手に入れることが出来たのです。

もっと上手に、ステキにお花を生けられるようになる!!


「もっと上手になりたい!」が
「もっと上手になる!」に変っていました。

 

念願叶っての初めてのアレンジメントレッスンは、
私の夢と希望を大きく膨らませる体験となったのです。

その夢が、その後、もっと大きなものになるということを
その時の私は、知る由もありませんでした。

つづく。

 

花との歩み⑭ 子どもの頃の私episode1