札幌のフラワーとカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト 森理恵です。

10月の声を聞き、暖房に手を伸ばしたくなる今日この頃です。
道端や花壇の花も小さいながらも、風に吹かれつつ、頑張って咲いています。

色々な花が終わりを告げる中で、今を盛りと頑張っているのが菊の花です。
日本では、お仏花のイメージが強く、贈り物にするのを嫌がる方が多く見られます。

でも、菊は皇室の御紋。
八重菊を図案化した菊紋である十六八重表菊は、日本の天皇、皇室を表す紋章です。

京都や奈良を始め、皇室の縁のある神社、仏閣には、この菊のご紋を見ることが出来ます。
京都・奈良が大好きな私は、年に1.2回は訪問するのですが、「ここ好きだなぁ」と思う神社、仏閣には、殆ど菊のご紋があります。
勝手に、ご縁があると思っています。 私の旧姓は菊地ですしね^^ 写真は、2年前に訪れた京都泉涌寺での1枚です。

子どもの頃は、見向きもしなかった菊の花ですが、最近になってその美しさが分かるようになった気がしています。

秋風が冷たくなり、霙や初雪に凍えながらも凛とした姿で咲き続ける姿は、和の心を感じさせます。

菊の花言葉は、「高貴、高潔、真実」。
観賞用のキクは奈良時代に中国大陸から伝わり、高潔な美しさが君子に似ているとされたところからきているようです。

英語では、chrysanthemum
もともとはギリシャ語で「黄金の花」という意味なのだそうです。chrysanthemum はギリシャ語 anthemom が語源となっています。anthemon は「花」という意味で、ギリシャ語 anthos 「花」から発展した語。
菊はこの anthemon に「金」を意味するギリシャ語 khrusosが頭について、khrusanthemon となったものにラテン語が入ってchrysanthemumとなったそうです。

黄金の花=菊

正しく皇室のお印の金色の十六八重表菊を指しているようです。