10月に入り、もうすぐ1週間が経とうとしています。
朝晩の気温も急に下がってきて、風邪ひきさんも増えているみたいです。
どうぞご自愛くださいね。

秋の深まりを感じると、お部屋に飾るお花も明るい色よりも、深い色合いに心惹かれますね。
…という訳で、フラワーレッスンより深まりゆく秋への誘いを感じる花あしらいをお届けします。

こちらは、ご自宅でご主人様が治療院を経営されていらっしゃる奥様が、お客様のために生けたお花です。
心地よい時間を過ごしていただけるように…と毎回、心をこめて生けておられます。
優しさ溢れるアレンジですね。

メインのダリアに見えるお花は、実は菊です。
菊=お仏花というイメージを持つのは遠い昔のお話し。
今は菊のことをマムと言って、花業界ではお洒落な位置づけに格上げされています。
この花あしらいは9月9日の重陽の節句(秋の菊を愛でるという日本のお節句)の頃のもの。
コスモスやリンドウの秋らしいお花と合わせて大和撫子の上品さを感じさせています。
といいつつ、伸びやかなコスモスの表情が可愛らしいですね。
いつもは主役級のトルコキキョウも控えめな表情ですね^^
ちなみにヨーロッパでは、菊はフォーマルなお花として扱われており、ブライダルブーケに使われることもあります。

こちらは、赤と紫の対照的な色合わせが印象的なアレンジですね。
フリースタイルで生けた個性的なデザインがステキです。
ココア色のひまわりが、しっかりとわき役に回って、赤いバラを見事に引き立てています。
大人っぽいイメージでありながら、それぞれが、しっかり主張している感じがします。
トルコキキョウは紫の他にニュアンスピンクを合わせて、全体がまとまるようにしています。
調度、今位の気温が下がってくる時期に身も心もホッとさせてくれます。



10月のアレンジメントはハロウィンです。

その他、秋の花のアレンジなどもありますので、お気軽にご参加下さい。
下記のバナーより詳細をご覧ください。