2017年秋より マイペースで更新している自伝的回顧録
『花との歩み FLORET Rが出来るまで』

花人生27年(お花を習ってから)を振り返りつつ、
軽い気持ちで綴り始めたものです。

良かったらご一読下さい^^
つたない文章ではありますが、お楽しみいただけましたら幸いです。

↓最初から読みたいという方は下のリンクよりどうぞ^^

花との歩み30  森理恵押花を学ぶ

押花のインストラクター養成講座では、お花のプレス技法と小物作り、花絵額作りを学びました。
この記事内に使っている写真は、押花講師になってから、今は無き月刊誌『ケイコとマナブ』に取材掲載して頂いたものです。
スマホで写真を撮ったものなので、キレイに色が出ていませんが、そこはご愛嬌で^^

生花を押花に

専用の押花シートに和紙を敷いてお花を並べて、ビニール袋二重に入れて重石をかけるのが基本です。
それぞれのお花によって、そのままプレス出来るものと前処理が必要なものがあります。
花弁とガクや茎をバラすことで上手く押せるもの、場合によってはお湯に潜らせたり、アイロンを使って仕上げるものもありました。
F押花倶楽部のお道具と技法を使うと短期間でプレス・乾燥させることができるので、色鮮やかな押花になるのが魅力。
大体の草花が3,4日で押花になります。
誰もが子供の頃、四つ葉のクローバーを辞典に挟んでもすぐには乾かず、数年後忘れたころに見つけたりしませんでしたか?
こんなに短時間に押花に出来ることは、当時は、とても画期的なことでした。


↑和紙に張り付けて中にキャンドルを入れてランタン風に。
灯りが揺れると風情があり、秋の夜にピッタリな演出をご提案。

押花の小物を作る

自分でプレスした押花を使って、ハガキや便箋、箸袋やポチ袋、ブローチ等の小物作りはオリジナルのデザインを形にすることが出来ます。
押花の組み合わせや色合いを考えることも楽しく、色々な生活雑貨に応用することが出来ると思うとワクワクが止まりませんでした♫
カラフルな押花をあしらったグッズで暮らしが華やぐのも嬉しいものでした。

 


こんな風にタペストリーにするのも佳いですよね^^


竹を組んだものに和紙をアレンジ。
ランプを通して見る陰影が美しいですね♪


↑制作風景。
ケイコとマナブより『秋の夜長を和で愉しむ』という御題でした。
髪色もメイクもNGですね^^;;;;
パーソナルカラーを学ぶ前のことです(笑)。

押花で描く花絵額

F押花倶楽部の最大のポイントとも言えるのが、額装(密封)して空気による酸化を防ぎ色褪せない押花額(花絵額)の作品作りです。
一輪一輪、花弁、葉の一枚まで余すところなくプレスしたもの使って作絵をする訳ですから、完全なオリジナル作品です。

子供の頃から絵を描くことは得意でした。
実は、中学生活の3年間だけ漫研に所属しており、3年の時には部長をしていたという経歴があります。
セル画を描いてスライドを制作して、台本、声優(アフレコ)などもこなしていましたよ!
今は、誰でもYoutubeやInsta等で好きなことが投稿できる時代。
当時のアナログな活動も良かったですよ^^
そんな訳で、3年間限定オタクだった訳です(笑)。
何故、限定かと言えば、高校から父の転勤で帯広に引越したため、環境が変わり続けられなかったのですね!

絵を描くことが得意でだった私は、生け花→フラワーアレンジに続いて押花にたどり着き、
いざ、押花で絵を描くことになりました。
ブライダルブーケを押花額にしたいと思って始め、いよいよ待望のその時が来たのです!!

ところが、思うようにステキにデザインすることが出来ません(汗)。

作画をする際に何か不思議な、大きな違和感を感じてしまったのです。

「え? 私、もしかしたらヤバいものに手をつけてしまった???」

全く上手く出来る気がしませんでした。

つづく。