札幌の花とカラーのサロン アトリエ FLORET R
フローラルカラーセラピスト森理恵です。
当ブログのご訪問ありがとうございます。
「どうして今の仕事を始めたのですか?」と続けて聞かれたことをきっかけに
30年近くの花生活を振り返り、今までの経緯をご紹介している『花との歩み』です。
少し間が空きましたが、マイペースで続けようと思います。
どうぞ、ご一読下さい。
早いもので、これで【21】になりました。
これより前の投稿は、花との歩み ←こちらからご覧下さい。
週4回の花修行は花仕事
北一硝子三号館の2階ギャラリーの一番奥のテーブルで花修行が始まりました。
店舗内なので、お客様の往来もあり、時折、生けるのをじーっと見られたり
お花の名前を聞かれたり、「この花大好き^^」と話しかけられたり。
初日、まず最初に、大先生と若先生が他の二人の先生にご紹介して下さいました。
何しろ、大小様々なガラス器に生花をあしらって店舗中のあちらこちらに飾るので、手が必要です。
それで、大先生のお友達の生け花の先生がお二人お手伝いに来ていたのです。
そこに私が加わり5人体制になった訳です。
つまり、お花の先生4人の下で学ぶことになりました。
お花を生ける場所のすぐ後ろのバックヤードの水場には大きなバケツが置いてあり、
そこに今朝まで生けてあったお花が下げられています。
当然、枯れているお花とまだ咲いているお花、蕾が咲いたものが混在しており
それを使える物と使えないものにキレイに仕分けることからスタートしました。
「なるべく経費をかけずに、素敵なお花を生けなければならないのよ!」
大先生は、前回の残りから使えるお花を見極めて、そこにプラスするお花を当日オーダー。
お花の選別が終る30分後位にはお花屋さんが配達に来てくれます。
お花屋さんが来て、私の顔を見ると
「アシスタントになったんだってね! 良かったね!!」と言ってくれました。
「ありがとうございます!
私が、今ここにいられるのはお花屋さんのお陰です!!」
全くその通りでした。
あの日、意を決してお花屋さんに尋ねなければ、この出会いは無かったのですから。
お花が揃うと沢山のガラスの器にお花を活け始めます。
小さなものは、水の入る箸置きから始まり、お猪口、徳利、小鉢…etc.
中ぐらいのものは、ワインクーラーや花瓶、デキャンタなど
大きなものは花瓶や直径1m位の水盤まで、本当に多種多様なガラスの器がありました。
小さなものから♪ 大きなものまで♪ …ヤン坊・マー坊天気予報張りのバリエーション!(笑)。
その中から、大先生は小鉢を取り出すと
「森さん、これに好きなお花を好きなように生けてごらん! 感性のままにね!」と仰られました。
「は、はいっ!!」
いきなりのぶっつけ本番です!!!
好きなお花を好きなように生ける!!
感性のままに!!
それは、それは、大きなプレッシャーでしかありませんでした(滝汗)。
つづく。