私たち人間は地球上で唯一、感情 喜怒哀楽を言葉で表現することができる生物です。
神様が言葉(言霊)を与えてくれたこと(ギフト)に深い意味があるということでしょう。

言葉で傷つく

思い出してみてください。
過去を振り返った時に、誰かの心無い言葉で傷ついた経験はありませんか?

今もその時の傷が癒えずにいる方、心の奥にしまって忘れてしまっている(見ないようにしている)方、もう既に乗り越えてしまって、「あの時のあの言葉のお陰で成長出来た。」と感謝の気持ちに昇華している方もいることでしょう。

そう考えると言葉で傷つけたあの人は、言葉の大切さを教えてくれた、自分の成長を促してくれた恩人です。
その気づきを得られて「ありがとう。」と感じられたらステージが1つ上がります。
すると、その人はステージアップに貢献してくれた恩人にもなるのです。有り難や。

どんな場面においても使う言葉のひとつひとつをポジティブで愛のあるものにしたいものですね。

言葉で傷つけた

また、逆のケースもあります。
過去に自分の言葉で人を傷つけてしまい、人間関係にヒビが入ってしまったという体験がトラウマとなり、言葉を選び過ぎたり、伝えることを諦めたりしている方もおられます。

もう、十分反省されたと思います。
言葉の大切さを学ばれたのですから、自分を責めて閉じ込めるのは止めにしましょう!
それ以降、関係性が続かなかったとしたならば、共に学びと役割が終わったということです。
傷を受けてくれたあの人は、やっぱり恩人です。有り難や。

言葉えらび

例えば、カウンセリングやレッスンの時に「〇〇しなければダメ」「〇〇しなければいけない」と仰る方がいます。
自分自身を戒め、新たな決意に向かう真摯な気持ちを感じます。

でもちょっと考えてみて下さい。
とても前向きなお気持ちのはずなのに、口から出た言葉は「ダメ」や「いけない」という否定形です。

何故「ダメ」とか「いけない」と自分のやってきたことやこれから行おうとしていることにダメ出しをしてしまうのでしょうか?
これでは、ポジティブとネガティヴを相殺しているようなものです。
±=0 とも言えます。

同じことを表現するとしたならば、
「〇〇すれば良い」「〇〇してみよう!」などのポジティブなエネルギーに変換することで起きてくる事柄そのものがプラスになってきます。

「〇〇したい!」は願望なので、〇〇したい状態が続くだけです。
「〇〇する!」と自分自身に誓う、許可することも大切です。

日々、何気なく使う言葉で自分の存在を良いものにしたりダメなものにしたり、無意識に行動を抑制しているとも考えられます。

先ずは、自分の言葉使いの癖を見直して、心してポジティブで美しい言霊を発しましょう。
それこそが、負のスパイラルから抜ける1つの方法だと思います。

更に人間関係やコミュニケーションが、より良いものになるのも喜ばしいことですね。
神様から授かった言葉(言霊)を大切に使いましょう。

 

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。
言魂とも書く。言霊(ことたま)は、森羅万象がそれによって成り立っているとされる五十音のコトタマの法則のこと。
wikiより