先日の『熱田神宮にて…お導きを頂きました。その1』の続きです。
色々な思いもあり、まとめるのに時間を要しました。
是非、ご一読下さいませ。

熱田神宮のご祭神

主祭神 熱田大神(あつたのおおかみ・主祭神)

熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)・御神体としてよらせられる天照大御神のことです。
天照大神は、皇室の御祖神とも至高至貴の神とも仰がれ、人々にいつくしみの徳をあたえられる神です。

相殿神「五神(ごしん)さま」
草薙の剣とゆかりの深い神々で宮簀媛命、建稲種命は尾張氏の遠祖として仰がれる神々です。
天照大神(あまてらすおおかみ)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
宮簀媛命(みやすひめのみこと)
建稲種命(たけいなだねのみこと)

一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)

2度目の熱田神社参拝では、本殿の後ろ側にある一之御前神社(いちのみさきじんじゃ) に参りました。
天照大神様の荒御魂が祀られている神社です。

本殿の横から入り、裏手をぐるりと周ることが出来る『こころの小径』にあります。
途中、左手には警備の方もいて、厳重体制?気持ちも引き締まります。

そして、こちらにも誰もいませんでした。

お社の前に進み出ると、それまで鳴いていた蝉の声が止みました。
私の足音に鳴くのを止めただけなのかもしれませんが、これにも気持ちが引き締まり、心が洗われるようです。

しっかりと神様と自分との約束を宣誓することが出来ました。
その間はじんわりと暑さを感じましたが、一礼して道へ戻る時には心地よい風が吹きました。

写真は、一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)を後にした際に撮った1枚。
やっぱり、誰もいません。

さらに心の小径を進みます。

本殿の裏を通り、森の奥へ進んで行くと道が分かれていて、「こっちでいいのかな??」と少し迷いながら道を選ぶ時に
「人生も選択の連続だものね…心のままに選べばいいのよね!」そんな心持ちになりました。

すると、少し先の方で水の音と話し声が聞こえるので、そちらへ進んで行くと…
ずーっと遠くに3人の巫女さんが並んでこちらに歩いてくるのが見えました。
水の音と話し声の主ではありません。

どんどん巫女さんが近づいてきて私より先に、お社の前で立ち止まりました。
そして、その内の1人が立札を見ながら2人に説明を始めました。
先輩巫女さんによる新人研修?の様でした。

巫女さんは「この水を真ん中の石に三度かけると願いが叶うと言われていて、肌を洗うと美肌になると言われています。
目を洗うと目にも佳いとされていますよ!」
そう言って柄杓で汲んだ泉の水を石に三回かけた後、私に会釈して促すと元来た道を戻って行かれました。

なるほど。
そうすれば佳いのですね?
すぐ後ろで、しっかりと説明を受けることが出来ました。

神職や巫女さんと遭遇するのは歓迎されていると言います。
お神楽や神事に巡り会えるのも同じ意味があります。

いざ! 泉に近づこうとした時に現れたのは、黒い羽に美しいターコイズを輝かせたアゲハチョウでした。
ひっそりと、凛とした姿で石の上にとまっています。
すぐさま、神様のお使いとして来て下さったのだと思いました。

実は、子供の頃の体験で蝶々にトラウマがあり苦手だったのですが、この時ばかりは余りの神々しさと気高さを感じて、
ただただありがたい気持ちでいっぱいになりました。

「来て下さりありがとうございます!」とご挨拶してから、柄杓で石に三回水をかけて願い事を。
勿論、頬にも水をつけました(//∇//)  そりゃあ、美しくありたいですからね(笑)。

さて、水の恩恵も頂けたし道を進もうと思って振り向くと、さっきのアゲハチョウが待っていてくれました。

私の前をひらひらと舞いながら進んでは、何度も戻って来て私のお腹や胸のあたりを飛んで、更に前に進むのです。
「ちゃんと着いてきてる?」と振り返って戻ってきては、「こっちこっち!」と、まるで道案内をしてくれているとしか思えませんでした。
正しく、お導きを頂いていると確信しました。

しばらく一緒に歩みを進めて、道が開けたところまで行くと、「あとは自分で行けるでしょう? このまま行けば大丈夫よ!」
というように飛び去って行きました。

水の社の前で出会ったターコイズ(水色)のアゲハチョウ。
偶然にしては出来過ぎです。

天照大神様の後にお清水様(水の神様)を参拝。
太陽信仰と水の信仰…そして神様のお導きとも取れる出来事は、私の中で深く腑に落ちる大きな気づきとなりました。

正しい時に正しいことは起こる。
シンクロニシティの素晴らしさ。
神様の粋な計らい。
全てが1つであるワンネス。

愛と調和に満ちて生きることの意味を教えていただいたように思います。
素晴らしいお導き…ありがたい=有難い その言葉の意味を改めて実感した出来事でした。

追伸
今年の春に伊勢神宮参拝の前日に行った二見興玉神社(夫婦岩)の近くの龍宮社へ行く途中の路にカナヘビがいて、
戻って来るまで待っていてくれて、お礼を言うと安心したように草むらに消えていったという体験もありました。

この時も、龍宮社だけにヘビ…と言うのが上手くできているなぁ…とありがたい気持ちになりました。